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2009.06.28 *Sun

手紙

心打たれた樋口了一さんの曲を紹介します。


樋口了一 手紙~親愛なる子供たちへ~

年老いた私が ある日 今までの私と違っていたとしても
どうかそのまま私のことを理解して欲しい
私が服の上に食べ物をこぼしても 靴紐を結び忘れても
あなたに色んな事を教えたように見守って欲しい
あなたと話す時 同じ話を何度も何度も 繰り返しても
その結末をどうかさえぎらずに聞いて欲しい

あなたにせがまれて繰り返し読んだ絵本の暖かな結末は
いつも同じでも私の心を平和にしてくれた

悲しい事ではないんだ 消え去っていくように見える私の心へと
励ましのまなざしを向けて欲しい

楽しいひとときに 私が思わず下着を濡らしてしまったり
お風呂に入るのをいやがるときには思い出して欲しい

あなたを追い回し 何度も着替えさせたり 様々な理由をつけて
いやがるあなたとお風呂に入った 懐かしい日のことを

悲しいことではないんだ 旅立ちの前の準備をしている私に
祝福の祈りを捧げて欲しい

いずれ足も弱り 飲み込むことさえ出来なるかも知れない
足も衰えて立ち上がることすら出来なくなったなら
あなたが か弱い足で立ち上がろうと私に助けを求めたように
よろめく私に どうかあなたの手を握らせて欲しい

私の姿を見て悲しんだり 自分が無力だと思わないで欲しい

あなたを抱きしめる力がないのを知るのはつらい事だけど
私を理解して支えてくれる心だけを持っていて欲しい

きっとそれだけでそれだけで 私には勇気がわいてくるのです

あなたの人生の始まりに私がしっかりと付き添ったように
私の人生の終わりに少しだけ付き添って欲しい
あなたが生まれてくれたことで私が受けた多くの喜びと
あなたに対する変わらぬ愛を持って笑顔で答えたい

私の子供たちへ

愛する子供たちへ




この曲を聴いて、私のおばあちゃんとお母さんの姿が浮かびました。
施設に入ってるおばあちゃん。
その元に一生懸命通うおかあさん。

私がおかあさんと一緒に、おばあちゃんに会いに行った日
おかあさんがおばあちゃんのおトイレに付き添った。

「えらいわるいなぁ。こんななってしもて・・」と、おばあちゃん。
「何言うてるん。おかあちゃん(おばあちゃん)、私が小さいとき、こうやってお世話してくれたやろ」
と、おかあさん。

私はその会話を聞いていてなんだかなきそうでした。
できない事は確かに増えてきてるおばあちゃんで、
それぞれの複雑な気持ちもあるのかもしれないけど、
おばあちゃんと、おかあさんの親子の時間は、すごく温かい優しい時間に感じた。

これからも、この二人の時間、
おばあちゃんの穏やかな時間が少しでも長く続いて欲しいって思う。


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